硝子体網膜リンパ腫の眼内腫瘍微小環境による腫瘍制御機構の解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K09745 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 21K09745
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分56060:眼科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
硝子体網膜リンパ腫(VRL)には既存の治療後早期に中枢神経系リンパ腫(CNSL)が発症あるいは再発し生命予後が不良な症例がある。 我々のVRL患者由来眼内液中サイトカイン及びケモカインなどの催炎症因子の網羅的解析により免疫抑制性の制御性T細胞(Treg)や骨髄由来免疫抑制細胞(MDSC)の眼内浸潤が既存の治療後早期にCNSLを発症あるいは再発する症例で強く病態に関わる可能性を見出している。VRLでは腫瘍細胞だけでなく、反応性にリンパ球が眼内に浸潤することは知られている。 しかし、腫瘍細胞の研究はされているが、反応性のリンパ球の研究はほとんどない。本研究は、①TregやMDSCの眼内浸潤、②眼内腫瘍微小環境(TME)の形成による抗腫瘍免疫抑制のメカニズムを催炎症因子の機能解析から明らかにし、既存の治療への抵抗性の獲得、または治療早期の腫瘍再発や中枢神経浸潤に対する治療などの臨床応用への道筋を付けることである。
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1040569382221486080
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- KAKEN