歯、唾液腺、毛包は、上皮細胞の嵌入と神経堤由来の間葉細胞の集積による上皮間葉相互作用の結果として形成されるが、近年「ストア作動性カルシウム(Ca2+)流入 (SOCE) 」がこれら組織の機能に関与していることが示唆された。本研究では、口腔のQoL低下につながる唾液分泌機能低下や口腔粘膜・皮膚機能の維持・修復に関するSOCEの役割について基盤的知識を得ることで、SOCE機構の制御法開発につなげる。