亜鉛イオンによる交感神経刺激応答調節の分子制御基盤の解明
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- 西田 基宏
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20H05512 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 20H05512
- 研究種目
- 新学術領域研究(研究領域提案型)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 複合領域
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 中途終了
- 配分額*注記
- 6,370,000 円 (直接経費: 4,900,000 円 間接経費: 1,470,000 円)
研究概要
金属イオン(主にZn2+とFe2+)透過性をもつTRPC6チャネルがβAR刺激による心臓の収縮力増加(陽性変力作用)に寄与することを発見した。本研究では、①TRPC6チャネルのZn2+透過性に関わるアミノ酸部位を特定し、TRPC6チャネルを介する局所Zn2+流入がβAR-Gsタンパク質共役を増強させ、心臓の交感神経刺激応答を増強させること、②βAR-Gsタンパク質共役におけるZn2+依存的増強機構を構造生化学的に解明することを目的とする。本研究により、受容体-Gタンパク質共役の強度調節におけるZn2+の役割解明と、局所Zn2+供給源としてのTRPC6チャネルの新たな役割解明が期待できる。