侵略的集団をもつアリ類におけるモルフォメトリーとMIG-Seq法による解析
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K05616
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21K05616
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分39050:昆虫科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,030,000 円 (直接経費: 3,100,000 円 間接経費: 930,000 円)
研究概要
熱帯アジアに広域分布するアリ類をモルフォメトリーとMIG-Seq法を用いて分類学的問題を解決し、隠蔽種や複数種を確認する。広域分布アリ類には他種を駆逐する侵略的な種群が含まれ、山脈や海峡の地理的障壁を超えて分布を拡大し、現在においても分布周縁域や遠く離れた地域で外来種として発見されることがある。モルフォメトリー(形態計測によるクラスター解析)と次世代シーケンサーを用いたMIG-Seq法による分子系統解析によって分類学的問題を解決し、数千キロもの分散を可能にした分散経路をネットワーク解析によって解明する。侵略的なアリ種群のアジアでの適応放散を明らかにし、外来種となり得る地理的集団を特定する。