代理中間宿主を用いた海産魚寄生フィロメトラ科線虫の感染系の確立
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K05735 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 21K05735
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分40030:水圏生産科学関連
- 研究機関
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- 公益財団法人目黒寄生虫館
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,160,000 円 (直接経費: 3,200,000 円 間接経費: 960,000 円)
研究概要
海産魚に寄生するフィロメトラ科線虫は宿主魚の商品価値を喪失させ、水産業上問題となる。フィロメトラ類はカイアシ類を中間宿主、魚類を終宿主とする生活環を持つ。10種以上が知られているが、中間宿主は不明である。そこで、本来の中間宿主ではないが、飼育が容易で、実験的に種々の線虫の中間宿主になることが報告されているシオダマリミジンコを代理中間宿主として用いて、線虫のふ化幼生を感染させ、さらにそれを魚類終宿主に投して生活環を完結させる。このことによって、天然の生活環が不明であっても、終宿主体内の幼生の移動、成長、成熟、生殖生態や感染サイクルの季節性などの基礎的知見を得ることができる。