初期地球環境による生命材料分子の組み立て
研究課題情報
- 体系的番号
- JP22H00165 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 22H00165
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
- 研究機関
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- 東北大学
- 研究期間 (年度)
- 2022-04-01 〜 2026-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 43,940,000 円 (直接経費: 33,800,000 円 間接経費: 10,140,000 円)
研究概要
生命誕生に向けてどのような環境によって生体高分子(RNAやタンパク質)が組み立てら れたのかということは、生命の起源における最大の謎の一つである。初期地球のホウ酸を濃集する環境が生命の材料分子である糖の生成と蓄積を可能にしたと考えられるようになった。本研究は地球科学的な視点から、糖とホウ酸が蓄積する蒸発環境が、化学進化の次の段階である高分子化にも有利に働くという着想を基に、ホウ酸が濃集する乾燥環境が原始的タンパク質の形成と、原始的RNAの生成を達成し得るかどうかを明らかにする。RNAとタンパク質が同時に生成する環境を見出せば、地球科学でしかできない生命起源解明への大きな貢献になる。