感情と免疫学的健康の新しいセンサーとしての骨の働き
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20KK0213 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 20KK0213
- 研究種目
- 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
- 配分区分
-
- 基金
- 審査区分/研究分野
-
- 中区分57:口腔科学およびその関連分野
- 研究機関
-
- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-10-27 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 18,720,000 円 (直接経費: 14,400,000 円 間接経費: 4,320,000 円)
研究概要
精神状態と骨代謝疾患の発症や進行との関連が報告されているが、これまで客観的に細胞・分子レベルで解析した研究は殆どない。D’Acquisto教授は、充実環境と社会的孤立という異なる環境下で飼育したマウスに細菌感染実験を行ったところ、充実環境で飼育したマウスは、免疫応答が向上し、社会的孤立では逆の効果を示すことを報告した。本国際共同研究では、充実環境と社会的孤立に代表される生活環境の違いによる精神状態の変化が骨代謝疾患の発症や進行に関与すること、両者の関連にNF-κBが関与すること、さらに精神状態を考慮に入れた新しい骨代謝疾患の予防法、治療法の選択や予後の予測に情報を提供することを目指す。