神経線維腫症I型患者に合併した後腹膜悪性末梢神経鞘腫の1例

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書誌事項

タイトル別名
  • A case of retroperitoneal malignant peripheral nerve sheath tumor in a patient with neurofibromatosis
  • 症例 神経線維腫症1型患者に合併した後腹膜悪性末梢神経鞘腫の1例
  • ショウレイ シンケイ センイ シュショウ 1ガタ カンジャ ニ ガッペイ シタ コウフク マク アクセイ マッショウ シンケイショウ シュ ノ 1レイ

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抄録

42歳女性.患者は左腹部腫瘤を主訴に近医を受診, 腹部CTにて左後腹膜腫瘍を指摘され, 著者らの施設へ紹介となった.入院時, 全身に多発するカフェオレ斑を認め, 腹部MRIでは腫瘤内部はT1にて低信号, T2にて不均一な高信号を呈していた.後腹膜神経原性腫瘍を疑い, 後腹膜腫瘍摘除術を施行したところ, 摘除標本は11×7×5cmで, 病理組織学的な所見より神経線維腫症I型(NF1)に合併した後腹膜悪性末梢神経鞘腫と診断された.現在, 術後11ヵ月が経過しているが, 再発や転移はみられていない.尚, 家族歴として母, 長男, 次女にNF1があった

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 52 (3), 207-209, 2006-03

    泌尿器科紀要刊行会

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