コンピュータは気の利いた相棒になれるか?

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説明

長い間, 指図されなくても自分で判断し行動する, 気の利いたコンピュータが求められている。人間のように思考する人工知能は, まだ夢の世界の存在である。他方, 最近のソフトウェア製品は, その多機能を簡単に利用できるような工夫がなされていて, 気を利かしているつもりらしい。しかし, 私見ながら, この工夫は上手く行っていないように思われる。困難は技術的な問題ではなく, '気を利かす'という働きそれ自体にあると思われる。気を利かせるべき状況で, 人間はどのように振る舞っていて, コンピュータはどのように振る舞うべきか, それらに関する問題をこの論文で考察する。気を利かせる働きの重要な部分は予断に基づく。コンピュータは予断するべきではないであろう。あくまで人間が主体的に判断し, コンピュータは, 人間の判断行為を支援することに専念すべきであろう。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050001202297033856
  • NII論文ID
    110000036906
  • NII書誌ID
    AA11362712
  • HANDLE
    2433/50712
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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