米国における自動車燃費規制--政策アイディアとしての企業別平均燃費(CAFE)の分析

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タイトル別名
  • Automobile Fuel Economy in the US: An Analysis of Corporate Average Fuel Economy as Policy Idea
  • ベイコク ニ オケル ジドウシャ ネンピ キセイ セイサク アイディア ト シテ ノ キギョウ ベツ ヘイキン ネンピ CAFE ノ ブンセキ

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説明

米国では1970年代後期から企業別平均燃費(CAFE)基準を通じて自動車の燃費規制が行われてきたが、当初の10年間は燃費がかなり改善されたものの、その後は約20年もの間、基準はほとんど強化されず、実際の燃費も向上どころか逆に低下していった。そして、2005年の新エネルギー法を契機として、再びCAFE 基準の強化が重要な議題となり、2007年12月に成立した「エネルギー自給・安全保障法」によって、CAFE 基準は強化されることとなった。本稿では燃費規制の持つ多面的な機能に注目し、コンストラクティビズムの観点から政策アイディアとしてのCAFE をめぐる議論を分析することで、CAFE基準をめぐるこのような変化について解明することを目的とする。

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