介護福祉士養成校新入生の調理操作に関する調査

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  • カイゴ フクシシ ヨウセイコウ シンニュウセイ ノ チョウリ ソウサ ニ カンスル チョウサ
  • Survey of Cooking habits among freshman at care worker training schools

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抄録

調理は、高齢者の健康維持や向上に深く関与している食生活支援を実践していく上で欠かすことができない家事支援技術の一つである。家事の生活支援としての調理は、適切な知識や技術のみならず、これまで培ってきた個人の生活習慣やこだわり、各家庭で伝承されてきた独自の生活習慣などを考慮して実践していくことが求められる。しかし、介護福祉士養成校では20歳前後の学生が多く、生活支援に対して力不足であることが言われている。そこで、本調査では在宅介護実習前の新入生を対象に、基本的な調理操作に関する知識および技術についての実態把握を目的としてアンケート調査を行った。結果、基本的調理技術についての知識と技術が身についていない者がいること、また、各操作の認識と技術が伴っていない者がいることを明らかにした。このことから、実践形式の授業として調理実習を行う機会を積極的に設けることが、学生の調理操作に関する知識の習得と技術の向上に有効と考えられる。

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