基礎看護技術演習過程の評価の検討 : 演習過程に対する学生と教員の認識の相違

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of Training Class for Basic Nursing Technique : Differences in Recognition of its Class between Students and Teachers
  • キソ カンゴ ギジュツ エンシュウ カテイ ノ ヒョウカ ノ ケントウ エンシュウ カテイ ニ タイスル ガクセイ ト キョウイン ノ ニンシキ ノ ソウイ

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説明

基礎看護技術演習過程に対して, 「演習の時間配分と内容の難易度」 「演習の意義・目的の伝達と指導・アドバイス」 「教材の活用・工夫」 「デモンストレーション」 「学生間交流」 「学生・演習への態度・対応」の6尺度,計39項目について,学生と教員による相互評価を試み,その両者の評価の相違について検討した.その結果,両者とも演習過程に対し肯定的な評価であったが,全般的に学生の方が教員より評価が高かった.教員の評価では, 「教材の活用・工夫」 「デモンストレーション」など事前に意図的な構成が行われた内容に対する評価は高く,学生の評価との一致度も高かった.しかし, 「指導・アドバイス」 「学生・演習-の態度・対応」など個人の指導能力が問われるような内容,および「時間配分」に対する評価が低かった.これらのことから,授業過程の改善の方向として,授業内容の精錬,教員の指導力の質的向上が示唆された.

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