振動推進翼を用いた教育用水中ロボットの試作
説明
近年の科学技術の発達により、社会や産業においてロボットの果たす役割が大きくなってきており、ロボットを教材とした工学教育が中・高・大学等で取り入れられている。しかしながら、「歩行」ロボットをテーマにしたものが多い一方で、水中の魚等が「泳ぐ」動きをテーマにした工学教育はあまり行われていない。魚の遊泳運動は単にヒレで水を押し出すだけでなく、揚力を利用したり、体をくねらせながら水圧を巧みに利用するなど複雑なメカニズムを有しており、初等工学教育の教材として適している。そこで、海生生物の優れた推進機構に学び、その動きをまねた教材の開発を試みた。本研究では、小中学生を対象にした流体力に関するメカトロニクスの出前授業等へ適用が可能なロボットを想定し、揚力推進を行うイルカとウミガメをモチーフに、同じ1つのDCサーボモータ及び駆動周期を有する供試筐体を開発した。
収録刊行物
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- 教育研究支援センター報
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教育研究支援センター報 (5), 15-15, 2010-06-01
National Institute of Technology, Tsuyama College
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338007191552
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- NII論文ID
- 120006579933
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles