竹繊維で強化した木質成形体の機械的特性

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  • タケ センイ デ キョウカ シタ モクシツ セイケイタイ ノ キカイテキ トクセイ

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抄録

蒸気処理を施した木質原料を加熱・加圧して作製する木質成形体の機械的物性向上を目的として、蒸気処理ブナ木粉と爆砕竹繊維との複合化を試みた。竹繊維の重量配合比率を25%、50%、75%とし、木粉と竹繊維を3層、5層および7層に積層して成形体を作製し、物性を検討した。その結果、竹繊維含有率が大きいほど、成形体の曲げ強さ、引張強さは大きくなり、竹繊維75%の成形体では、木粉100%の成形体に比べ、引張強さは3.8~5.8倍、曲げ強さは3.5倍程度に向上することができた。また、竹繊維100%の成形体と比較すると、物性のばらつきが小さく、曲げ強さは大きかった。

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