2.4GHz帯中速無線LANの異機種間干渉に対するBER及びスループット特性の実験的検討

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  • 2.4GHzタイ チュウソクムセン LAN ノ イキシュ カン カンショウ ニ タイスル BER オヨビ スループット トクセイ ノ ジッケンテキ ケントウ
  • Experimental Investigation of BER and Throughput Characteristics for the Interference between 2.4GHz Band Middle Speed Wireless LAN Systems

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オフィス等で使用される2.4GHz帯中速無線LANにおいては, 通信信号の占有周波数帯が同一であるが, その変調パラメータの異なるさまざまな機種が存在する. これらの異機種無線LANがオフィス等において混在すれば, 占有周波数帯が同一であるため異機種間干渉が生じる. 本論文では, 直接拡散方式無線LANの異機種間干渉特性について検討を行った. その結果, 1対1の通信を行う2組の無線LANにおいて, 変調パラメータの異なる2種類の無線LANをDN比が15dB以上となるように組み合わせることにより, スループット特性は同一システム2組を用いる場合よりも改善されることがわかった. また, 異機種間干渉モデルを作成し, ディジタル信号処理解析を用いて, 無線LANの異機種間干渉特性に対するビット誤り率(BER)及びスループット特性を求めた. 求めた計算結果は測定結果とほぼ一致し, 異機種間干渉環境下の1対1通信におけるスループット特性をより明確化することができた. 以上の結果は, 異機種間干渉下における無線LANの通信特性の推定に有効であると考えられる.

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