ショウジョウバエにおける抗菌ペプチドの分子進化

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書誌事項

タイトル別名
  • Molecular evolution of antimicrobial peptides in Drosophila
  • ショウジョウバエ ニ オケル コウキン ペプチド ノ ブンシ シンカ

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説明

抗菌ペプチドはショウジョウバエにおいて主要な生体防御機構の一つであり, キイロショウジョウバエでは, これまでに7種類が同定されている. これら抗菌ペプチドは種類によって活性を示す対象の微生物が異なり, バクテリアに対して強い抗菌活性を示すものや真菌類に強い抗菌活性を示すものが知られている. 様々な研究から, 抗菌ペプチドは, 個体レベルでは個体の微生物に対する抵抗性に大きく影響することが, 遺伝子レベルでは種類によってその分子進化パターンが異なることが明らかとなっている. そこで, 本稿では抗菌ペプチドの分子進化と抗菌活性や個体での抵抗性との関わりについて論じる.

収録刊行物

  • 低温科学

    低温科学 69 157-163, 2011-03-31

    北海道大学低温科学研究所

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