ネズミ駆除用粘着シートに誤捕獲されたハイタカおよびバクセキレイの救護症例について

抄録

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2021年4月、江別市内の一般家屋屋外に設置されたネズミ駆除用粘着シートに誤捕獲され、飛翔不能となっていたハイタカ1個体と既に翼や趾にその粘着物が付着した状態のハクセキレイ2個体が酪農学園大学野生動物医学センターに搬入された。これらに対し、市販の植物油と小麦粉を使い、風切羽などの先端を切り落とす処置も行い、粘着シートから取り外すことができた。翌朝、無事、放鳥できた。この時、飛翔能力には影響がなかったことが確認されたので、同様な症例に対峙した場合、推奨されるものと考えられた。

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