機能性構音障害における音韻プロセス分析を用いた音韻障害のスクリーニング方法の検討

機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Phonological Process Analysis in Functional Speech Sound Disorders
  • キノウセイコウオン ショウガイ ニ オケル オンイン プロセス ブンセキ オ モチイタ オンイン ショウガイ ノ スクリーニング ホウホウ ノ ケントウ

この論文をさがす

説明

機能性構音障害児の構音の誤り方について音韻プロセスを用いて分析することで,音韻障害をスクリーニングすることが可能であるか検討した.機能性構音障害児16 名を対象に新版-構音検査と音韻意識の課題(音韻分解課題・音韻抽出課題)を実施した.新版-構音検査で認められた構音の誤りから健常発達では認められない音韻プロセスの数を算出し,音韻意識の課題成績との関連を検討した.その結果,言語能力に比べて特異的に音韻抽出課題の成績が低下しているものは,健常発達では認められない音韻プロセスの数が多い傾向にあった(ρ=-0.66,p<0.01).先行研究の結果を踏まえると,健常発達ではみられない音韻プロセスを少なくとも5 回以上示す場合には,音韻障害を疑う必要があると考えられた.

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ