看護学生と高齢者との世代間交流の効果と活動内容についての文献研究

書誌事項

タイトル別名
  • A literature review on the effect of intergenerational interaction between nursing students and older adults and activity contents
  • カンゴ ガクセイ ト コウレイシャ ト ノ セダイ カン コウリュウ ノ コウカ ト カツドウ ナイヨウ ニ ツイテ ノ ブンケン ケンキュウ

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抄録

看護学生と地域高齢者との世代間交流の効果と活動内容による効果の違いを明らかにすることを目的として, 文献検討を行った。検索語は「高齢者」「看護学生」「交流」と「地域」「高齢者」「看護学生」「交流」の組み合わせで, 検索年は 2005 年から 2020 年とした。8 文献から交流効果の記述を抽出し質的統合を行った。看護学生の交流効 果は【活動を通して高齢者の強さを感じることができる】など 6 カテゴリ,高齢者は【高齢者自身が有用感を抱 く機会となる】など3カテゴリであった。活動内容別の効果としては,看護学生が自ら地域に出向き参加する活動, 高齢者の健康支援や協働活動で,地域活動への理解が深まっていた。活動内容に関わらず高齢者の強さへの気づ きを得ていた。高齢者は,学生に知識や経験を伝える活動や協働する活動から有用感や健康への期待を感じてい た。世代間交流の場を設ける際には,目的に合わせて内容を企画することでより効果的な交流の場となると考える。

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