保育所・幼稚園における活動分析研究の総括 : 授業研究方法の意義

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タイトル別名
  • Summary of activity analysis research at daycares and kindergartens : the significance of research method on lesson study

抄録

本共同研究の目的は,問いの提出による子どもの思考の深化によって,保育における子どもの発達と深い学びを新たに見つけ出すことにある。そのために,学校教育においてよく使われる授業研究の方法を,保育所・幼稚園の活動分析に適用する。これまで連続して示してきた3編の先行共同研究論文では,研究の目的を説明し,保育の領域「人間関係」,「環境」,「健康」の3つの領域から,DVDに収録された代表的な活動事例を,授業研究という研究方法を用いて分析した。その分析では,活動をいくつかの部分で構成し,各活動構成の構造を究明した。保育の実際場面の活動を授業研究・分析の方法に基づき解明すると,子どもたちの発言や行動の深い学びを見つけることができることを示した。 この結果から,学校教育の授業研究を保育所・幼稚園という保育における活動分析に適用することができ,また,保育の活動における子どもの学びを取り出すことができることを明らかにした。

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