鉄棒運動における前方支持回転のポイント

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  • Investigation of the Point of Hip Circle Forward in Bar Exercises

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本研究では,大学生94名を対象に,前方支持回転の成功者と失敗者の動作特徴を明らかにし,未習得者が前方支持回転を習得するにあたって改善すべきポイントをバイオメカニクス的知見から提示することを目的とした。 失敗者を回転から約270°回転して落下した失敗A群と回転から約315°回転してから落下した失敗B群に分類した。成功群と比較して,失敗A群では回転前半及び後半での回転速度が低値,失敗B群では回転後半での回転速度が低値であった。前方支持回転の成功に関して,失敗A群では回転前半での回転速度の獲得,失敗B群では回転後半での回転速度の維持が課題として挙げられ,成功するために,回転前半での膝関節の屈曲や回転後半での腰関節の屈曲などのポイントが挙げられた。

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