ヘルスリテラシーの構造に基づくがん教育の研究:中学校・高等学校における授業評価

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タイトル別名
  • ヘルスリテラシー ノ コウゾウ ニ モトズク ガン キョウイク ノ ケンキュウ : チュウガッコウ ・ コウトウ ガッコウ ニ オケル ジュギョウ ヒョウカ
  • A Study on Cancer Education by the Structure of Health Literacy: Curriculum Evaluation Among Junior High School and High School

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抄録

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本研究の目的は,中学校学習指導要領(平成29年告示)及び高等学校学習指導要領(平成30年告示)に明記されたがん教育に関して,ヘルスリテラシーの概念構造に基づき学習内容を検討することである.ヘルスリテラシーの5因子(因子1:健康管理思考力,因子2:生活習慣改善力,因子3:健康情報リテラシー,因子4:ヘルスコミュニケーション,因子5:アサーション)のうち,中学校がん授業では,因子1と因子2に焦点を当てた授業を行った.高等学校がん授業では,因子3に焦点を当てた授業を行った.中学校では,授業前後に実施したヘルスリテラシー意識調査の結果,生活習慣の改善とヘルスコミュニケーションに関する意識が高まった.高等学校がん授業では,学習プリントの記述分析の結果,健康情報リテラシーに関する意識が高まったことが示唆された.

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