中国語の未来表現とそれに対応する日本語表現 --「要」「快」「就」「回」「将来」を対象に--
書誌事項
- タイトル別名
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- Future tense presented in Chinese and Japanese : Research on "Yao""Kuai""Jiu""Hui tou""Jiang lai"
- チュウゴクゴ ノ ミライ ヒョウゲン ト ソレ ニ タイオウ スル ニホンゴ ヒョウゲン
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説明
テンスは人の言葉における一つの重要な文法カテゴリーであり、各種の言語は違った形式でこの文法カテゴリーを表す。中国語はテンスを持っていない言語であり、テンスに代わって「時」の表現を担っている形式が多い。本稿は中国語の未来表現「要」「快」「就」「回_」「将来」を考察対象とし、それぞれの表現がどのような日本語に対応しているのかを明らかにした。本考察で、中日未来表現は時間副詞の使用に似ていることが分かった。また、中日未来表現が以下の三点において違っていることも分かった。まず、日本語はアスペクト表現により近接未来を表すことができる。それから、日本語では、予測や推測の未来であれば、モダリティを使う方が自然である。最後に、中国語と比べ、日本語は各未来表現の表す時間範囲(時間の切迫性)より、文中の未来は予測や推測の未来であるかどうかをより重視している。
収録刊行物
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- 平安女学院大学研究年報
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平安女学院大学研究年報 (19), 54-64, 2019-03
平安女学院大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677747681920
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- NII論文ID
- 120006647703
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- NII書誌ID
- AA11520700
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- ISSN
- 1346227X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles