中堅助産師を対象とした専門的自律能力に関する研修プログラムの評価

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of a Training Program in Professional Autonomy Intended to Improve the Midwifery Practice Competence of Mid-career Generalist Midwives

この論文をさがす

説明

本研究の目的は,中堅助産師の専門的自律能力向上を目指して行った研修プログラムを評価し,今後の研修について検討することである。対象者は,研修を受講した中堅助産師43名。受講直後,3ヵ月・1年後の3回,専門的自律能力に関する7項目の自己評価を実施した。結果,自己評価レベルが上昇したのは,4項目であった。「管理の視点からのリーダーシップ」,「助産ケアの質の管理」,「産科診療ガイドラインの活用」,「倫理的意思決定のプロセス」。しかし,CLoCMiPレベルⅢのレベルには達していなかった。中堅助産師を対象とした研修では,実践事例を用いた演習が効果的であり,講義でも助産師の臨床実践と絡めて伝えることが必要であることが分かった。また,研修内容を臨床で実践することが能力向上につながるため,研修プログラムは研修だけで考えるのではなく,研修後の臨床実践も含めて組み立てることが必要であることが示唆された。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ