ss浸潤胆嚢癌の病理診断
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抄録
ss浸潤胆嚢癌の病理診断について, RAS内進展癌(m-RASss)との鑑別を中心に記載した. RAS内進展癌は上皮内癌と考えられ, その組織学的特徴は粘膜固有層と同質のRAS周囲物質を伴っている点にある. RAS周囲間質は細網線維と線維芽細胞, 弾性線維などが混在した疎性結合織よりなり, RASを層状に取り囲む. 比較的規則的に分布する毛細血管を豊富に含んでおり, 粘膜と同程度のリンパ球浸潤がみられる. RAS内進展癌はこれらの特徴を保ち, 時に上皮のfront形成がみられる. 浸潤癌では腺管周囲間質の線維増生(desmoplasia)がみられ, 漿膜下間質との境界が不明瞭となる. 脈管侵入の有無や基底膜, 周囲間質の変化をみるには特殊染色や免疫染色も有用である. その他, 両者の鑑別には, 肉眼像や組織の全体像, 癌腺管の形態や, 深さなど総合的に判断することが大切である.
収録刊行物
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- 胆と膵 = The Biliary tract & pancreas
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胆と膵 = The Biliary tract & pancreas 21 (4), 277-285, 2000-04-01
医学図書出版
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282810960715392
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- NII論文ID
- 120005528296
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- NII書誌ID
- AN00333226
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- ISSN
- 03889408
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/2297/40395
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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