ユーラシア大陸の乳加工技術と乳製品 : 第4回 西アジア-イランの事例および西アジアの乳加工体系の整理

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  • ユーラシア タイリク ノ ニュウカコウ ギジュツ ト ニュウセイヒン ダイ4カイ ニシアジア イラン ノ ジレイ オヨビ ニシアジア ノ ニュウカコウ タイケイ ノ セイリ

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本稿では,西アジアの乳加工体系としてイランの事例を紹介する。そして,西アジアシリーズのまとめとして,西アジア全域における乳加工体系を整理してみたい。  調査地は,イラン南部のファールス州である(図1)。かつてのアケメネス朝ペルシャの首都ベルセポリスがあった地である。イランといっても多様な民族集団が牧畜を営んでいる。そこで,事例としてチュルク系牧畜民カシュガイ族(写真1),イラン系牧畜民,アラブ系牧畜民ファームール族の乳加工体系をそれぞれ紹介する。調査時期は2004年である。

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