若者のキャリアデザイン構築のための社会的支援 : 大学新卒3 割・3 年以内退職にどう対応するか
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本研究では、若者のキャリアデザイン構築のための社会的支援策について検討した。わが国の大学卒者は、1990年代後半から初職を3 年以内に3 割以上が離職している。本人側の原因として、キャリアアンカーが定まっていないこと、とりわけ私立大学・文科系学部出身者にその傾向が強いことがあげられる。企業側の原因には、若年者に対する雇用管理の在り方が、90年代後半から抜本的に変更されたことがあげられる。人生前半の3 大イベントとして、大学進学、就職、結婚がある。Think globally を確立できていない若者が多く、人生途上でのつまずきがみられ、メンターの役割が重要になっている。わが国では、短期間で大学数が増加し、入試も易化したことから、大学の2 極化が進み、多くの大学がキャリア教育の必要に迫られている。一方、米国の最先端大学では、大規模公開オンライン授業(MOOC) を導入し始めている。わが国のトップランク大学も早晩追随することになる。
収録刊行物
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- 立正大学心理学研究所紀要
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立正大学心理学研究所紀要 15 79-89, 2017-03-21
立正大学心理学研究所
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282812575861888
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- HANDLE
- 11266/5952
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- ISSN
- 13482777
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB