プラスチドへのタンパク質の集積機構 : Cu/Zn 型スーパーオキシドディスムターゼとグルタミン合成酵素のプラスチド局在型前駆体の構造とソーティングシグナル(農芸化学部門)

書誌事項

タイトル別名
  • プチスチドへのタンパク質の集積機構--Cu/Zn型スーパーオキシドディズムターゼとグルタミン合成酵素のプチスチド局在型前駆体の構造とソーティングシグナル
  • プチスチド エ ノ タンパクシツ ノ シュウセキ キコウ Cu Znガタ スー
  • Sorting mechanism of proteins into plastids : Structure of plastidic precursors for Cu/Zn-superoxide dismutase and glutamine synthetase, and the sorting signal for plastids (Agricultural Chemistry)

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抄録

著者らが最近明らかにしたスーパーオキシドディスムターゼとグルタミン合成酵素の各プラスチド局在型の前駆体構造について, これまでに報告のあるこれらの酵素の配列と比較し, プラスチドソーティングに必須なトランジットペプチド構造の法則性を明らかにしようとした。アミノ酸組成分析に基づいた一次構造の比較から低分子量の疎水性または水酸基性残基(あるいはその両方)および塩基性残基が各配列で保存され, これらがプラスチドヘのソーティングシグナルとなっていることが推定された。またプラスチド内のソーティング部位が同じであるイネのグルタミン合成酵素とリブロース1,5-二リン酸カルボキシラーゼ(小サブユニット)のトランジットペプチド間では上記のアミノ酸残基について保存性が観察されたうえに, さらに二次構造に類似性が見られた。以上の解析より, この2つの要素がトランジットペプチドの機能発現に重要であることが示唆された。

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