体育授業における仲間づくりのための短期ワークショップ型ファシリテーションプログラムの効果

書誌事項

タイトル別名
  • タイイク ジュギョウ ニ オケル ナカマ ズクリ ノ タメ ノ タンキ ワークショップ ガタ ファシリテーション プログラム ノ コウカ
  • Effects of a Short Workshop-style Facilitation Program to Make Friendsat the Physical Education Class

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type:Departmental Bulletin Paper

本研究の目的は,体育授業を通した仲間づくりのための短期ワークショップ型ファシリテーションプログラムの効果をソーシャル・キャピタルの高まりから検討することである。児童の学級内SCの測定については,ソーシャル・キャピタルの3要素(ネットワーク・規範・信頼)を具体化した12項目で構成された尺度によって行った。さらに,ワークショップについて,①よかったところ,②わかったこと③こうしていれば良かったな(反省)についての自由記述を求めた。自由記述の内容についてはKJ法で整理された。結果は,F(2,70)=20.59,p<.05で有意であり,Bonferroniの方法を用いて多重比較を行ったところ,プログラム実施前より授業後(p<.05),プログラム実施前より1ヶ月後(p<.05)の得点が有意に高いことが認められた。KJ法の結果,ワークショップ全体を通して「意見の共有」が最も多かった。①強みの発見では,「違いの認識」が重要視されていた。「プレーの結果」だけでなく,「プレーのプロセス」が注目されていた。②未来の創造・未来のへの宣言では,「会話を再現する願望」が提示された。「プレーの結果」だけでなく,「プレーの技術的プロセス」「プレーの心理的プロセス」が注目されていた。

identifier:パイデイア : 滋賀大学教育学部附属教育実践総合センター紀要, 第23巻

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