坊主不知ネギ新品種「足長美人」の育成とその特性

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  • ボウズ シラズ ネギ シンヒンシュ アシナガビジン ノ イクセイ ト ソノ トクセイ

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多収、良品質、さび病抵抗性の坊主不知ネギを育成するため、1998年に坊主不知ネギの主要品種を強制開花処理した後に人工交雑し、得られた実生の選抜を繰り返し、2004年に「足長美人」を育成した。品種の特性は以下の通りである。1. 収穫時の分げつ数は6~8本、株重は1.5kg前後で、従来品種並である。2. 草丈、葉身は「向小金系」より短いものの、葉鞘は従来品種より長く、軟白長も1~6cm程度長い。3. 収穫物は、首のしまりが良好で、丸みが強く、基部が膨らまず、形態的特性は優れている。4. 抽台の発生は「向小金系」よりも少なく、安定出荷が可能である。5. 主要病害のさび病、ウイルス病に強い。6. 甘みが強く、肉質が柔らかく、食味が優れている。

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