養液栽培におけるネギ疫病の発生と培養液管理による被害軽減

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タイトル別名
  • Phytophthora blight (Phytophthora nicotianae) on hydroponically grown welsh onion (Allium fistulosum L.) and controlling damage with the nutrient solution
  • ヨウエキ サイバイ ニ オケル ネギ ヤクビョウ ノ ハッセイ ト バイヨウエキ カンリ ニ ヨル ヒガイ ケイゲン

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説明

養液栽培のネギで発生した萎凋,根腐れによる生育不良の原因を究明し,培養液の温度,ECと発病との関係を明らかにした。1.生育不良の原因はPhytophthore nicotianaeによるネギ疫病であることが明らかとなった。2.病原菌は葉身に対して最も病原性が強く,葉鞘がこれにつぎ,根に対する病原性は弱かった。しかし,施設内の養液栽培では葉身の発病はほとんど認められず,葉身の萎凋,葉鞘の腐敗と根腐れが主な症状であった。3.病原菌を接種し,培養液の温度とECを変えて管理したところ,培養液の温度は25℃で最も症状が多発し,20℃がこれに次ぎ、15℃での発生は少なかった。培養液のECは2.0dS/mに比べて4.0dS/mで発生が少なかった。

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