五日市憲法草案の防衛構想

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  • イツカイチ ケンポウ ソウアン ノ ボウエイ コウソウ
  • The Defence Plan of the Itsukaichi Constitution Draft

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抄録

自由民権運動家であった千葉卓三郎らによって,1881年に作成された五日市憲法草案(「日本帝国憲法」)は,地域の青年たちの学習会から生まれた“民衆憲法"または“人民憲法"として有名である。しかし,その具体的な内容については,必ずしも広く知られているわけではない。とりわけ,その防衛構想については,ほとんど知られていないといってよい。そこで本小論では,五日市憲法草案の防衛構想を明らかにすると共に,そこに存する問題点を検討し,同構想の今日的評価について,考察した。その結果,五日市憲法草案の防衛構想は,明治憲法(大日本帝国憲法)下におけるそれと大差ない,極めて危険な構想であることが明瞭となった。

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