S.ゼヒターを巡る音楽的系譜とA.ブルックナーの指導法 : F.エックシュタイン著「音楽理論体系」序文の考察
書誌事項
- タイトル別名
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- The Musical Genealogy of S. Sechter and the Teaching Methods of A. Bruckner in the Introduction to the System der Musiktheorie of F. Eckstein
- S. ゼヒター オ メグル オンガクテキ ケイフ ト A. ブルックナー ノ シドウホウ
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抄録
アントン・ブルックナーの弟子兼個人秘書であったフリードリヒ・エックシュタインは、ブルックナーから学んだ音楽理論について、未出版の「アントン・ブルックナー。音楽理論体系」の原稿を残した。ブルックナーは、30代のときにジーモン・ゼヒターに音楽理論や作曲法を師事し、強い影響を受けたことから、エックシュタインは「音楽理論体系」序文において、ゼヒターを巡る音楽的系譜について詳しく述べている。そこで本稿ではこの著述を基に、ゼヒターが直接に師事した指導者から受けた影響、著作などから受けた影響、そしてゼヒターが弟子に残した影響について、エックシュタインがどのように考えたのかを考察する。さらに、エックシュタイン自身の経験を踏まえた記述から、ゼヒターの高弟としてのブルックナーの指導法についても検討する。 エックシュタインが序文で、特にゼヒターを巡る音楽的系譜に焦点をあてた理由は、ブルックナーの音楽理論の歴史的背景を明らかにするためであった。ブルックナーの音楽理論を詳述する「音楽理論体系」本文の導入として、エックシュタインはブルックナーが学び、作曲に生かし、弟子に教えた音楽理論の、ひいては自分が学んだ理論の、歴史的な流れにおける位置付けを明確にしようと努めたのである。
収録刊行物
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- 鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編 = Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science
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鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編 = Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science 69 79-91, 2018-03-29
鹿児島大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813865145344
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- NII書誌ID
- AN00408529
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- ISSN
- 03896684
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/10232/00030098
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB