峠の文化考 ―北近畿地域のニューツーリズム観光資源―

書誌事項

タイトル別名
  • Understanding Regional Culture and History through Mountain passes -New Tourism Resources in the Kita Kinki Region-

この論文をさがす

抄録

健康長寿として健康寿命(平均寿命-介護期間)を延ばすことに関心が集まっている。健康寿命をのばすにはフレイル予防が効果的という報告がある。健康増進や健康寿命を延ばす方策は「歩くこと」や「下肢の筋トレ」である。ただ歩くだけでは面白みに欠け、なかなか習慣化しにくく、負荷もかけにくい。そこで著者はヘルスツーリズムの一環として「まち歩き、里山歩き」を推奨してきた。「山登り」においては循環器系の心肺機能、「山下り」においては筋力、体幹バランスを鍛え、里山登山は自然と触れ合いながら山全体をトレーニングジムとすることができる。 各地にはその地の文化歴史をたどる多くの散策コースがある。地域の住民の健康増進とニューツーリズムとして、歩くこと(ヘルスツーリズム)を主にした観光資源をつくるために、地形の成り立ち(ジオツーリズム)から植生・生態系(エコツーリズム)や文化歴史(歴史ツーリズム)、北近畿地域の着地型観光の可能性を探った。なお、北近畿は山間地であり、多くの峠があるので、地域特性をあらわすためにタイトルに「峠」を使用した。

5

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ