女性の急性心筋梗塞患者と待機的経皮的冠動脈インターベンション患者の退院前後の活動リズム変化-2 症例の考察-

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タイトル別名
  • Life Rhythms Changes in Patients with Ischemic Heart Disease between before and after Discharge from a Hospital : Two Case Studies
  • ジョセイ ノ キュウセイ シンキン コウソク カンジャ ト タイキテキ ケイヒテキ カンドウミャク インターベンション カンジャ ノ タイイン ゼンゴ ノ カツドウ リズム ヘンカ 2 ショウレイ ノ コウサツ

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抄録

経皮的冠動脈インターベンション(PCI)治療をうけた女性の急性心筋梗塞(AMI)患者と待機的PCI 患者の症例から,退院前後の活動リズムの違いについて検討した.対象者は,60 歳代の病状が安定した患者各1 名とした.調査方法は,入院中から退院後7 日間,腕時計型加速度センサー(アクチグラフ)を用いて,生活リズムを測定した.アクチグラフ装着中は生活日誌も記入してもらった.活動区間(Up Interval)から時間,平均身体活動数,体動活動指数,体動加速指数を専用のソフトで解析し,入院中と退院後の平均値を比較した.また,退院前3 日間を基準値としたその後の変化率を比較した.その結果,AMI 患者は,入院中よりも退院後全ての期間で平均身体活動数は低下し,時間の経過とともに平均身体活動数は増加した.また,体動加速度指数も入院中よりも低下し,退院後ゆっくりとした活動をしていた.一方,待機的PCI 患者の平均身体活動数は,退院後全ての期間で増加し,入院中から連続的な活動をしていた.症例のAMI 患者と待機的PCI 患者では退院前後の活動リズムが異なることが推察された.

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