デンマーク・カールスベアのコペンハーゲン本社ビール醸造所の成立と建築特徴
書誌事項
- タイトル別名
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- デンマーク ・ カールスベア ノ コペンハーゲン ホンシャ ビール ジョウゾウショ ノ セイリツ ト ケンチク トクチョウ
- Formation and Architectural Features of the Carlsberg Headquarters Brewery in Copenhagen, Denmark
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説明
デンマークのカールスベア・コペンハーゲン本社工場は世界中のビール醸造所としてもっとも巨大な規模を誇り、醸造所を中心に教会や美術館などが設置され、ひとつの企業コミュニティが形成されていた。そこには19世紀後半から20世紀初頭に建設された醸造所の多くが現存する。そのような歴史的な建造物を残しつつ、目下ビール醸造施設から住宅・オフィス・商業施設・文化芸術施設へと再開発中である。ビール醸造施設の産業遺産としては他に類例をみない規模と産業建築の稀有な歴史を示している。ここでは現地調査に加え、カールスベア本社醸造所の建築を対象とした著作『The Architecture at Carlsberg』を主に、その全体像を俯廠し各建物の成立ならびに建築特徴を解明し、設計を担った建築家について言及する。醸造所の多くが保存されるに到った理由は醗造所という実用的建造物でありながらも、記念建造物と見紛うかのようなこだわったスタイルの建築が生み出されていたことが挙げられる。
収録刊行物
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- 産業考古学
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産業考古学 158 43-52, 2021-03-25
産業遺産学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050289532543152384
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- NII論文ID
- 120007150171
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- NII書誌ID
- AN00313794
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- HANDLE
- 2237/0002001472
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- NDL書誌ID
- 031474320
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- ISSN
- 09106731
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles