明治期に金管楽器を製造していた人々について-『楽器商報』『ミュージックトレード』の記事、および内国勧業博覧会記録等の分析を通して

機関リポジトリ オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • メイジキ ニ キンカン ガッキ オ セイゾウ シテイタ ヒトビト ニ ツイテ - ガッキ ショウホウ ミュージック トレード ノ キジ オヨビ ナイコク カンギョウ ハクランカイ キロク ナド ノ ブンセキ オ トオシテ

この論文をさがす

抄録

type:P(論文)

日本における西洋楽器製造の歴史は、オルガンやピアノ、ヴァイオリンの製造史に偏りがちで、金管楽器製造については、あまり調査されてこなかった。少し有名な江川仙太郎でさえ不正確な情報が多い。そこで、本稿は、明治期に金管楽器を製造していた職工について、雑誌記事や博覧会の記録に基づき、整理することを目的としている。 草創期における代表的な製造業者は、大阪では江名常三郎と上野為吉、東京では宮本勝三郎、江川仙太郎、田邊鐘太郎である。かれらの多くは、楽器の修理と信号ラッパの製造からスタートし、やがてコルネットやバリトンのような金管楽器を製造することになった。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ