バカロレア型教育プログラムに関する論点 --MBacc、IBDP、APキャップストーンとの比較検討--

HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • The Issue of the Baccalaureate-Type Education Program: Comparison of MBacc, IBDP, and AP Capstone
  • バカロレアガタ キョウイク プログラム ニ カンスル ロンテン : MBacc 、 IBDP 、 AP キャップストーン ト ノ ヒカク ケントウ

この論文をさがす

抄録

本稿では、MBaccとIBDP及びAPキャプストーンのカリキュラムを比較することによって、バカロレア型教育プログラムの論点を浮き彫りにすることにした。MBaccは、汎用的能力を育成・評価する独自のカリキュラムをもつミネルヴァ大学のカリキュラムを参考にして作成された高校教育プログラム(3年間の標準カリキュラムと1年間の選択カリキュラム)である。MBaccの1年〜3年のカリキュラムにおいて、科目間で関連性が高い知識やスキルが「科目横断型学習成果(XLOs)」として取り出され、XLOsが各科目をつなぐ中核的な科目として位置づけられる。本稿では、3つの教育プログラムの比較検討を通して、中等教育修了という意味での固有の一般教育を志向するのか、それとも、高大接続を前提として大学における研究的な学びを前倒そうとするのかという高大接続観に関する論点と、教育プログラムをどのようなまとまりとして構成するのかという論点があることを提示した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ