大学生活への期待と進路の関係について ― 大学4年生を対象として ―

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  • A study on the career path and expectation of campus life ― for 4th years university student ―

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抄録

本研究の目的は,大学生活への期待と進路との関係を明らかにすることである。調査対象は,大学4年生であり,442名の回答を得た。調査内容として,進路に対する期待と不安,大学生活への期待尺度を設定した。下位尺度得点を用いて,進路との関係について一要因分散分析を行った。部活動等への所属有無及び進路は,大学生活への期待尺度と関係がみられた。さらに大学生活への期待尺度を用いて階層的クラスター分析を行った。3つのクラスターに分類され,進路に対して期待している群は充実型のタイプに多い傾向がみられた。このことからも,大学生活へをポジティブに捉えている学生は,その後の進路に対しても期待をいただきやすい可能性が示唆された。今後,大学生活への期待イメージと進路イメージの双方から理解を図っていくことが求められる。

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