特別支援教育及び保育幼児教育関連科目で 「乳幼児の発達」をどう取り扱うか ―田中昌人・杉恵「子どもの発達と診断」等の教材化の試み―

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タイトル別名
  • How to deal with ‘infant development’ in special needs education subjects and childcare and early childhood education subjects: Practical experiences using Masato TANAKA and Sugie TANAKA’s "Child Development and Diagnosis" as a teaching material

抄録

田中昌人・田中杉恵監修「子どもの発達と診断」大月書店は、乳児篇2巻1983・幼児篇3巻1991からなるスライド資料(写真有田知行、録音テープ・シナリオ付)である。渡部は約40年の教鞭生活にわたって、特別支援教育科目(鳥取大学1982-2010・大阪成蹊大学2020-23)及び人間発達環境学科目(神戸大学2011-19)で授業教材として使い込んできた。コロナ禍2020で対面授業ができない時期には、スライドをデジタル化してオンライン講義に活用したり、録画してオンデマンドで視聴できるように工夫した。デジタル版教材は対面授業再開後の講義にも使い易く、教師や保育士を志す学生が子ども(障害児を含む)の成長する力と発達のすじ道を知り、現場に出てから発達保障実践を展開する素養を身に着ける上で極めて有用である。本報告では、「子どもの発達と診断」等の教材化の試みと授業実践を紹介した上で、特別支援教育科目(渡部)及び保育幼児教育科目(高木)で「乳幼児の発達」をどう取り扱うのかについて共に探った。

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