スクールソーシャルワーカーの研究動向 : 高校生を支援するスクールソーシャルワーカーを対象とした国内文献調査

書誌事項

タイトル別名
  • Research Trends of School Social Workers : Domestic Literature Survey on School Social Workers Supporting High School Students

この論文をさがす

抄録

スクールソーシャルワーカーの研究は進展してきているが、高校生を対象としたスクールソーシャルワーカー研究は進展してきているのだろうか。高等学校は義務教育である小中学校と教育制度が異なり、原級留置や留年などの制度が設けられている。また、高等学校においてもいじめ、不登校、児童虐待、精神障害などの学校不適応などを抱える生徒がいる。本研究は高校生を支援するスクールソーシャルワーカーを対象とし、学校不適応などの問題を抱えた高校生を支援するための基礎資料とすることを目的に国内文献調査を試みた。結果、高校生を支援するスクールソーシャルワーカーを対象とした文献数は少なく、研究は発展段階にあった。一方、高等学校ではスクールソーシャルワーカーの人材不足が続くなか、学校不適応を抱えた高校生や家庭に対応することが困難な状況となり、地域格差が生じると考えられる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ