大容量時空間データ滞留システムにおける冗長パケットによる欠落データ復元手法の実機検証

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  • Experimental Evaluation of Packet Recovery Method with Redundant Packets for Large Spatio-Temporal Data Retention

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抄録

物理空間の情報をサイバー空間上で蓄積・分析を行い,その結果をフィードバックするサイバーフィジカルシステム(Cyber Physical System,CPS) がある.我々は,発生場所や時間に依存する時空間データとそのデータを分析して得られた機能を特定のエリアに限定して滞留させるフローティングサイバーフィジカルシステム(Floating Cyber Physical System,F-CPS) とその配信手段として大容量時空間データ滞留システムを提案してきた.先行研究では,データの完全性に基づいて中継制御の有無を決定する手法の評価を行った.この手法は,シミュレーションによって有効性を評価したが,現実環境における障害物の移動や電波の変動を考慮するとパケットロスが頻繁に発生し,完全なデータを揃えることができずシステムが機能しなくなる可能性があるため,その対策が必要となる.そこで本研究では,送信するデータに冗長パケット付加して送信し,受信側で冗長パケットを用いて欠落データの復元を行う手法を実機を用いて検討し,大容量時空間データ滞留システム全体に与える影響を評価した.

電子情報通信学会 ネットワークシステム研究会(NS), 2023年7月12日 – 14日, 大阪大学中之島センター+オンライン開催

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