小児看護領域における統合看護実習プログラムの実際

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  • Examination of the Integrated Nursing Practice Program in Pediatric Nursing
  • ショウニ カンゴ リョウイキ ニ オケル トウゴウ カンゴ ジッシュウ プログラム ノ ジッサイ

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抄録

《目的》小児看護学領域での統合実習において、日本の小児医療や社会情勢を鑑み、小児・成人混合病棟と地域で生活する医療的ケア児の事例を踏まえたフィールドワーク実習を併用した実習プログラムの報告と今後の課題について検討する。 《方法》混合病棟での実習は、子どもの成長発達に必要な環境および支援の在り方について学べるために、入院している子どもと家族の看護実践や見学を行った。また、混合病棟でのマネジメントとして、病棟マネジメントの見学や看護管理者による臨床講義を設け、リーダーシップやメンバーシップについて学ぶ機会を設けた。フィールドワーク実習は、入院していた医療的ケアを必要とする子どもが自宅へ退院する際、看護師がどのような援助が必要となるかを理解できるよう、医療的ケア児と家族の紙上事例を用いたフィールドワークを行った。 《結果》学生は、混合病棟による実習と医療的ケア児の事例を用いたフィールドワークの実習プログラムを遂行して学びを深めることができ、実習目標を達成することができた。 《結論》今後は、フィールドワーク実習を進める上で生じた課題を基に実習プログラムを見直すことや、教育効果を検証し、混合病棟とフィールドワークを併用した実習プログラムの確立が課題となった。

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