住民に歓迎されるごみ焼却施設に関する事例研究

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タイトル別名
  • Case Study on Waste Incineration Facilities Welcomed by Residents
  • ジュウミン ニ カンゲイ サレル ゴミ ショウキャク シセツ ニ カンスル ジレイ ケンキュウ

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説明

日本では,これまで小さな市町村であっても単独でそれぞれのごみ処理施設を区域内にもつことが多かった。しかし,人口減少にともない,各地でごみ処理区域の広域化と,広域のごみを処理するための新しい焼却施設の立地選定が求められている。ごみ焼却施設は,迷惑施設,NIMBYとして人々に拒否されてきた。そこで環境省は多面的価値を創出する施設,住民に歓迎される施設としてのごみ焼却施設を提案している。本論文では,福岡県大木町にごみ焼却施設を建設すると仮定して,どのような施設であれば住民に歓迎されるか,について検討した。ごみ焼却施設をエネルギー拠点として,公共施設への電気の供給,温浴施設への温熱供給,農業施設への熱供給などの可能性を検討した。これらにより,ごみ焼却施設は,防災,健康づくり,農業振興拠点としても活用され,住民に歓迎される施設になる可能性が高まる。

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