ユーラシア大陸の乳加工技術と乳製品 : 第10回 アジア大陸中央部高地地帯 : インド北部でのチベット系移牧民ラダークの事例

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  • ユーラシア タイリク ノ ニュウカコウ ギジュツ ト ニュウセイヒン ダイ10カイ アジア タイリク チュウオウブ コウチ チタイ インド ホクブ デ ノ チベットケイイボクミン ラダーク ノ ジレイ

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抄録

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インド北部のジャンムー・カシミール州ラダーク管区に,チベット系の人びとが居住している。ラダークの人びとには,いつも穏やかで,笑顔が輝く(写真1)。ジュレー(こんにちは)と挨拶を交わすと,優しく受け入れてくれる。家畜管理や畑仕事が忙しい時,当然のように隣人や親戚が助け合い,労働後には飯や酒を振る舞って共食する。村の協同体としての機能が今日も脈々と生き続けている。本稿では,そんなラダークの人びとの乳加工技術とその乳製品利用について紹介したい。3000m以上の高地で,ラダークの人びとはいったいどのような乳製品を加工しているのであろうか。なお,本稿で紹介する乳加工体系の事例は,2007年の現地調査に基づいている。

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