SNS利用における青年の対人関係特性 ―TwitterとLINE利用時の行動に注目した検討―
書誌事項
- タイトル別名
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- SNS リヨウ ニ オケル セイネン ノ タイジン カンケイ トクセイ : Twitter ト LINE リヨウジ ノ コウドウ ニ チュウモク シタ ケントウ
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説明
大学生が利用している主要なSNS であるTwitter とLINE を利用する際の行動の構造を分析することと、それらの行動と性格特性やインターネット利用時の意識との関連を分析することを目的として、青年101名に質問紙調査が実施された。その結果、SNS 利用行動として「一般的積極利用」「自己アピール」「敏感即応」「スルースキル」「表現法配慮」の5 因子が抽出された。また、これらの行動尺度に基づき、クラスタ分析を実施した結果、3 類型が抽出された。「ヘビーコミット群」は、依存的関与・没入的 関与・非日常的関与が高く、インターネットと現実とのバランスが取れておらず、情緒不安定性が高かった。「関係配慮群」は、Twitter とLINE の両方で、スルースキルと表現法配慮が高かった。「義理登録群」は他のクラスタよりほとんどの行動指標で低い値を示した。これらの知見から、SNS 利用における青年の対人関係特性が議論された。
収録刊行物
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- 立正大学心理学研究所紀要
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立正大学心理学研究所紀要 14 39-50, 2016-03-31
立正大学心理学研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564287552546048
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- NII論文ID
- 120005842232
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- ISSN
- 24322059
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- HANDLE
- 11266/5765
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- NDL書誌ID
- 027735951
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles