組織培養における培地pHの影響 : 炭酸カルシウム添加によるpH緩衝機能の効果
書誌事項
- タイトル別名
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- ソシキ バイヨウ ニ オケル バイチ pH ノ エイキョウ タンサン カルシウム テンカ ニ ヨル pH カンショウ キノウ ノ コウカ
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説明
組織培養を行うときのウッディプラントメディウム(WP培地)pH調製の常法は、水酸化カリウム(KOH)を添加しpH5.6に調整する方法であるが、炭酸カルシウム(CaCO3)100mg/lを添加する方法を試みてシュートの成長を比較した。その結果、ケヤキは、CaCO3で調整した方が良好な成育を示したが、サクラは、ほとんど差が認められなかった。培養中にCaCO3で調整した方は、CaCO3の粒子が見られる間、pHの低下はほとんど認められなかったが、KOHで調整した方は、pHが低下し、ケヤキの成長が著しく低下した。pH低下の原因は、培養植物体からのアニオンの放出が原因と推察された。発根培養については、同一個体ではシュートの成長が良好なものほど発根率が高い傾向が見られた。
収録刊行物
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- 石川県林業試験場研究報告
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石川県林業試験場研究報告 (36), 1-5, 2004-03
[白山] : 石川県林業試験場
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288633171584
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- NII論文ID
- 40006336928
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- NII書誌ID
- AN00014341
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- ISSN
- 03888150
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- NDL書誌ID
- 7035862
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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- CiNii Articles