魚を主体とした有機質肥料「果穂里」の特性と水稲への施肥法

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  • サカナ オ シュタイ ト シタ ユウキシツ ヒリョウ カオリ ノ トクセイ ト スイトウ エ ノ セヒホウ

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県内で普及が進んでいる有機質肥料「果穂里」について、水稲「ヒノヒカリ」への効率的な使用方法を示した。「果穂里」を全量基肥として施用すると、登熟期に窒素不足となり、玄米の充実が劣るため、基肥+穂肥の分施体系が適する。基肥は移植2週間前頃、穂肥は出穂30日前頃に施用する。ただし、生育量が小さく籾数が不足するような圃場では、穂肥を早めに施用することで増収できる。施肥量は化学肥料の3割増の窒素量を施用する。この時、茎数は化学肥料よりも少なく推移するものの、幼穂形成期頃の葉色は濃く推移し、化学肥料と同程度の収量が確保できる。

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