果樹園における歩行型放射能測定システムKURAMA IIによる放射性物質分布状況の把握

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タイトル別名
  • Mapping of deposited radioactivity in orchards with KURAMA II system

抄録

果樹園の表土に沈積した放射性Cs濃度の分布状況を知るための一手法として、歩行型放射能測定システムKURAMA II(クラマ)を用いて、果樹園(主にカキほ場)の空間線量率を測定することにより、2m×2mメッシュ単位での空間線量率の分布状況を把握することができ、樹の植栽状況とあわせたマッピング(地図化)が可能であった。また、クラマ測定値と表土0~5cmの土壌中放射性Cs濃度との間に有意な相関が認められた。クラマを用いて、土壌中放射性Cs濃度の汚染程度が高い地点の特定や表土剥土による放射性Cs除去効果の確認まで様々な用途に使用できることが示唆された。

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