Practical improvement of the immunostaining method used for investigating the distribution of Japanese scallop (Mizuhopecten yessoensis) larvae in the field

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  • ホタテガイ幼生分布調査に有用な免疫染色技術の実用的改善
  • ホタテガイヨウセイ ブンプ チョウサ ニ ユウヨウ ナ メンエキ センショク ギジュツ ノ ジツヨウテキ カイゼン

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Abstract

ホタテガイ幼生の分布調査では,幼生の判別を容易にするため,ホタテガイ幼生のみを染色する免疫染色法が活用されつつある。本研究では,現場でみられた免疫染色の不安定性の原因を試料の取り扱い方法,特に固定方法にあると考え,確実にホタテガイ幼生を染色するための,試料の固定条件を検討した。その結果,0.9%ホルムアルデヒド海水溶液または0.5%グルタールアルデヒド海水溶液で試料を一晩固定することで,良好な免疫染色結果が得られた。また,1%グルタールアルデヒド海水溶液を用いると固定時間を1時間に,また4%グルタールアルデヒド海水溶液を用いると30分に短縮できることが明らかになった。抗体反応時間と発色反応時間をともに30分から20分程度に短縮でき,免疫染色工程が全体で1時間10分程度となった。

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